PRACTICE WHAT YOU PREACH / TESTAMENT

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レビュー

今となってはベイエリア・スラッシュメタル界の重鎮・テスタメントがちょうど30年前にリリースした3枚目のアルバム。

 

本作の特徴として真っ先に挙げられるのは、その極悪サウンドであろう。

スラッシュメタルとしてみた際、本作は決して遅くはない。ただこの作品が出る前にメタリカの「RIDE THE LIGHTNING」や、スレイヤーの「REIGN IN BLOOD」といった、非常にファストな楽曲が含まれるアルバムはすでに出ており、それらと比べると早いとも言えない。ただし、本作はギターサウンドが非常に極悪で、まるで重戦車が街を壊しながら進むかのような印象を受ける。

 

ただそれと矛盾するようではあるが、本作のリフはどことなくキャッチーである。それはギターのリフにも当てはまるし、ボーカル、チャックの歌唱スタイルにも見られる。これがあることで、ただ激しいだけではなく、非常に「ノリのいい」「聴かせる」1枚となっている。

 

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楽曲解説

1曲目「PRACTICE WHAT YOU PREACH」。初っ端から非常にヘヴィなギターサウンドを聞かせる。ただし、こういったバンドによくある「1曲目は疾走感溢れる曲」というのは当てはまらず、どちらかというと中速で畳み掛けるような楽曲である。中盤のギターソロもまた非常にメロディアスで艶がある。

 

2曲目「PERILOUS NATION」。ボーカルラインが非常に丁寧で、きちんと歌い上げているのに対し、ギターが所々で荒々しい。それに加えてアウトロのギターソロは少しおしゃれな感じもする。

 

3曲目「ENVY LIFE」。さらにテンポは落とし、1音1音しっかりと聴かせていく楽曲。

 

4曲目「TIME IS COMING」。曲のスピードは3曲目から引き続きという感じだが、オーディエンスとの掛け合いがしやすいであろうサビが特徴的。またそれ以外でも所々でメロディアスなボーカルラインが聞ける。

 

5曲目「BLESSED IN CONTEMPT」。これまた非常にヘヴィなリフを出だしからぶちかまし、曲の所々でドラムがテンポを上げるものだからその部分の攻撃性が凄まじい。またたまに聞こえるエスニックなユニゾンも特徴的。

 

6曲目「GREENHOUSE EFFECT」。森林破壊をテーマにしたっが曲。まさかのエコメタル?。これまたラウドな楽曲ではあるが、ギターのフレーズが事あるごとに怪しげである。

 

7曲目「SINS OF OMISSION」。出だしが静かながらも怪しげであったが、その後はテスタメント節満載。本作のギターソロはどれも魅力的であるが、この曲のものがいちばん聞き応えがあるかと。というか、全体的にギターがはっちゃけちゃっている曲。

 

8曲目「THE BALLAD」。本作唯一のバラード曲。出だしはアコギのソロを出だしを前面に出し、そのあとは非常に聴かせるボーカル。ただし、後半に行くについれディストーションギターがメインとなり、最後はいつものテスタメントの曲(といっても、曲の中盤だけを切り出すならこのアルバムの中でもかなり早い)。

 

9曲目「NIGHTMARE(COMING BACK TO YOU)」。さっきの曲の雰囲気をガラリと変え、無理にでもノッてしまいそうな非常に勢いのある曲。本作の中で勢いならおそらく1番(そして私のいちばんのお気に入り)。

 

10曲目「CONFUSION FUSION」。不協和音的なユニゾンで幕をあけるインスト曲。終始何かが始まりそうな予感を感じさせながら、まさかの本アルバムの最後の曲である。おかげで非常に余韻が残る。

 

 

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アルバム情報

リリース:1989/8/4

 

メンバー:
Chuck Billy – Vo.
Eric Peterson – Gt.
Alex Skolnick – Gt.
Greg Christian – Ba.
Louie Clemente – Dr.

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