NO HALOS IN HELL / CYHRA

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レビュー

元アマランスのJake E 、元イン・フレイムスのJesper Strömbladなど豪華メンバーで構成される多国籍バンド、サイラの2nd。

 

結成は2016年。当時すでにアマランス脱退することを検討していたJakeと、すでにイン・フレイムスをだいぶ前に脱退していたJesperが一緒にアルバムを作ろうとしたことがきっかけで結成された。そのため1枚目の「Letters to Myself」は曲はほぼ全てJakeとJesperの2名によるものであった。

 

今作は新たにもう一人のギター、Eugeが楽曲作成に参加(Euge自身は1stから参加しているが、楽曲制作には携わっていなかった)。そのため「JakeとJesperのプロジェクト」としての側面が強かったサイラが、バンドとしての性格をより強めていくこととなった。

 

アルバム全体の雰囲気として、非常に哀愁漂うメロディックメタルといった内容。ただし、さすがは元イン・フレイムスのJesper。彼が加わることでメロデス由来の力強さが加わり、それらが絶妙に交わることで唯一無二の個性が生まれている。特に先ほども述べた通りEugeが楽曲作成に参加したからだろうか、前作に比べて力強さが増しているように思う。特に#4「I AM THE ONE」#11「HIT ME」なんかはサイラにしてみてはかなりヘヴィだったりハードだったりする印象を持つ。

 

しかし、だからと言ってフロントマンのJakeの存在感が薄れているわけではない。#3「BATTLE FROM WITHIN」はJake一人で作り上げている曲であるが、その特徴的なメロディと一際強いメランコリーにてかなり印象強い曲に仕上がっている。

 

バンドとしての活動が板についてきた彼ら。ぜひともこの日本で彼らのライブを見てみたいものである。

 

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オススメ楽曲

#3「BATTLE FROM WITHIN」
レビューでも書いた通りJake一人で作られた曲で、感情に語りかけるような哀愁あふれる曲。彼の兄弟の自殺について書かれている。

 

#4「I AM THE ONE」
イントロの盛り上がりが彼らの楽曲の中でも1、2位を争うほどハードな曲。全体を通してもかなり力強い印象。

 

#10「BLOOD BROHERS」
最初にアコースティックギターによるフラメンコチックなイントロから始まるが、その後はミドルテンポにて力強く進行していくリフ、所々で挿入されるテクニカルなギターと非常に表情豊かな楽曲

 

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アルバム情報

リリース:2019/11/15

楽曲
1. OUT OF MY LIFE
2. NO HALOS IN HELL
3. BATTLE FROM WITHIN
4. I AM THE ONE
5. BYE BYE FOREVER
6. DREAMS GONE WRONG
7. LOST IN TIME
8. KINGS TONIGHT
9. I HAD YOUR BACK
10.BLOOD BROHTERS
11.HIT ME
12.MAN OF ETERNAL RAIN

 

メンバー;
Jake E – Vo.
Jesper Strömblad – Rhythm Gt. Key.
Alex Landenburg – Dr.
Euge Valovirta – Lead Gt. Ba.

 

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